2017バンコクマラソン参戦記⑥「なにを考えているか説明しよう」

スタート直後。後続と結構離れてますね。

フルマラソンみたいにエイや!で走れるような距離ではないと特にそうなんですが、戦略設定が大事です。

戦略=目的やゴールの設定

戦術=戦略に対する手段や方法

という定義を最近知ったんですが、今回の戦略はずば!っと書くと

3位入賞!!

なんです。はい、1位狙いたいんですがおそらくケニア人全員外すことはないと思ったのと前回のマレーシアの経験上、賞金額も大した大会ではないことを考慮して団体で押し寄せてくることはないことや、想像以上にケニア人ランナーのうたれ弱さも知ったのでチャンスがある順位はここだろうと思っていました。

それに3位と4位の違いは前回のクチンマラソンで経験済みでもう4位とか微妙な順位は嫌だなと思っていたので3位を死守することにイメージは特化していました。

クチンマラソンの記事はこちら

でもこのイメージは実は妥協にもなりうるんですが、2位になれる可能性や1位を取るための必要な戦意を保てない可能性があるので正直いいか悪いかというとネガティブでもないですがポジティブでもないです。

ただ、残念ですが欲をかいて失敗することを想定できるほどに練習量は詰めておらず、これは仕方がないかなと思っておりました。

※足を痛めていたので練習が思うようにできなかったのが原因

戦術的には「後半型我慢比べ」です。

僕の戦術は通常「どこまでいけるか選手権」を基本スタンスにすることが多く、ポジティブラップにかつ、結構攻めの走りに徹することが多いため、後半型とかそんななんとかなればいいな~なんて消極的な作戦は基本的にしないんですが、今回は準備不足が否めない。そんな状況でした。

ですから、正直お祈りモードで見聞で「あいつは最後までもたない」とか、「この距離感なら辛うじてチャンスある」というのを経験的に計りながら走っていました。

その中で14kmを超えたところで呼吸も安定し、汗がでなくなり、体も重さも消えて、コンディションが整ってきたわけです。

そこまでの感覚として「ケニア人3名のうち1名はそのまま行きそうだけど、2名は落ちそう」「先行されたタイ人はあれは強いからたぶん落ない」

この観察を踏まえてやはり狙う順位を3位と再認識してスイッチを入れ直し集中しました。

ずっとぼやーと見える前のやりとりを見ながら、距離感とペースの差異をチェックしていましたがどうもタイ人とケニア人が入れ替わり、落ちてきた。最大で150m以上は差があり、目視できないほど離れたことを考えると、狙い通りでペースが緩んだと解釈。

でもそこで一気に詰めたりしない。

抜けるというモチベーションが走りをつなげていくために必要な心を維持させて、ペースを保てるのを知っているので抜くまでの過程は大事に使いたいんです。それに急に詰めて後ろで休んでしまうと妥協しだす。

抜くなら自然とナチュラルに。

抜く際にはイメージしていることは「心を折る作業をしないといけない」と思っています。
結局、一緒についていけないペースに妥協して落っこちてきただけなのでつけると思ったペースには食らいついてくるのが基本です。だから抜く方は戦術的には一気に前にでてちょっと無理だなと思わせる走りをしないといけません。

けどあえてしませんでした。まだ折り返しも迎えていないし、僕自身そんな変化をつけるほど準備が出来てないし、付かれたら一緒に頑張るくらいで思っていたので。

1人目のケニア人ランナーは意外とすんなりでした。ただ、意識させたくないこともあったので抜く際には横幅を大きく取って抜きました。ペース差が大きすぎたのも抵抗がなかった要因ですね。
さらにその後下りだったし、一気に離れました。

不思議なんですがあれほど走力が充実した彼らの欠点は意外と技術不足なんです。
※まあ割とアジアの選手もかな

  • 給水の取り方が下手。スピードを殺しながら給水するので給水の度に距離が縮まる
  • 下りなどの地形変化に対するフォームコントロールがうまくない

だから緊急性の高い競り合いでは僕は給水を捨てて仕掛けます。というか話が細かすぎですね(笑)

2人目は20kmを超えたところで捉えました。実は彼を抜く際にはすごく悩みました。
彼を抜いた段階で3位確定の可能性が高くなるのですが同時にそれ以上頑張らなくても結果が残せるという安堵が心の中に湧いてくるのです。だから、2つ感じた葛藤なんですが、

  1. モチベーションを保ちたいから抜かずにペースを落としてゆっくり捉えて少しでも長く気持ちを維持したい
  2. 追いついたら一緒に走って少し楽したい

これらは抜くときにいつも考えてしまうことなんですが、経験的にハマらないことはやらないほうがいいと思っています。特に今回は追いついた側のではなく、自然発生的な感じで抜けちゃった感じです。

だから、ペースを妥協して合わせる必要はないし、それこそ心の緩みです。

なので抵抗して後ろで1kmほど走っていましたが、この先にある折り返しでたぶんちぎれるだろうな。とおもったら案の定ちぎれました。

※折り返しも体重の載せ方とかボディコントロールで相手との距離を作るポイントです

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