2017CANADA IRONMAN(カナダアイアンマン)結果

【2017カナダアイアンマンに参戦してました】

今回はカナダ!

理由は初のアイアンマンでコナがゲットできるというチャンスがあるということで参戦しました。

参加までの過程や道中などはともかく、結果が出たのでみなさんにお伝えするべく、レースレポートを優先して書きます。

アイアンマンを知らない方のために簡単に説明すると、

3.8kmスイム→180kmバイク→42kmラン

で構成された鉄人レースで、これを制限時間は大会によりますが15-17時間程度で完走を目指すハードレースです。

今回はメインスポンサーがスバルだからなのか、日本人枠でコナチャンピオンシップを20も用意されたので完走すればいけるんじゃないか説が出たのです。

ここからレースレポートです。

『スイム3.8km』

スイムの水質はホノトラのような海ではなく、湖なので淡水。塩辛くないというだけでかなり気が楽なのと、波が小さく、3-5m先の選手を水中で目視できるので合わせやすいというメリットがありました。

初めてのローリングスタート。

ローリングスタートはタイム申告順に一列にゲートをスタートする発車方式でスタート直後のバトルがなくて、スイムに自信のない僕には非常にありがたい。

今回のスイム目標は80分以内

トップラインは50分で泳ぎ切ってしまうのでこの地点でトップに大きく溝を開けられるのですが、そこは専門性。自分のできることをこなすのみ

スイムはもともと慣れてないのでそもそもオープンウォーターでまっすぐ泳げないのが欠点なのと、蹴り足が左右均一じゃないんだなと泳ぎながら課題を見つけるくらい練度は浅く、とにかく泳ぎきることが重要というポイントです。

途中で淡水とはいえ結構水を飲んでしまい、途中で吐き気で辛かったのと、どうしても左によれてしまい、目標を右に置きながら泳げなかったことでドラフティングができず無駄が多かったのは事実です。

でも一番最初にデビューしたレースよりも呼吸は泳法をある程度身につけているので疲れはそう感じませんでした。

ここのスイムポイントは

1:ミラーグラスにしないと朝日で呼吸時に視界がなくなる

2:水温は低いので対策は立てる

です。ちなみに僕はセパレートのロングジョンだったのですが寒いとは一切感じませんでした。水温は約20度です。

ゴールタイムは77:31

目標通りです!でもここで問題があり、セパレートウエットの上にジッパーないんで1人で脱げない可能性があったんですが、ボランティアスタッフが手慣れた誘導で全部脱がせてくれましたw

T1は約3分30秒あんまり焦らないで準備したんですが、事前の準備で勝手にDi2でギアがずれていたのかスタート直後にチェーンが外れるアクシデント!20秒ほどロスしましが序盤で本当によかった。。。

『難所180kmバイク』

未だに同じ乗り物で同じ人間がやることなのにどうしてそんなに差が開くのか理解できない。加えてカナダアイアンマンは有名な激坂コースで獲得標高は2000m超えます。

前半から容赦ない坂がきます。走行速度はひどい時は10km/hまで落ちます。走った方が速いじゃんなんて何度思ったかわかりません。

ポイントは中盤以降の平坦でどれだけ稼げるかです。

序盤。下り勾配でDHポジションで効率よく降るだけ。バイクコントロールだけを意識しますが、同じラインにいる僕のケツより2倍はありそうなパワーウーマンが何人もいます。

自転車はこれだからわからない。技術やパワーがある程度あると男女の差がないんですよね。

下りではドラフティングにならないように注意していたんですが、いきなりイエローカードくらいます泣

イエローカードは5minのペナルティーなんですが、ゴール直前でウエイティングを喰らいます。

前に出られたら3台分のスペースをあけるというルールがあるんですが、後方集団は気にされないだろうとか考えていましたが、少し甘かったかもしれないです。

20km超えると激坂ポイントですがガタイの大きい外国人は坂が苦手なのか下りの時にはバンバン抜かれましたが、上りで普通に詰めることが出来ます。というか坂がきつすぎるんです。

事前にヤビツ峠や箱根旧街道とかやってなかったら嫌になっていたかもしれないです。付焼き場でしたがやっててよかったです。

途中でトップとすれ違うんですが、下りであのバッタにような平行姿勢で風を切る速さは異常でした。僕には怖くてとても出来ない芸当です。でも、今回のレースはバイクのウエイトが最も大きいため、こうした微妙な技術を駆使して前を取らないと絶対にいい結果出せないんですよね。

登り切ったら下りに入ります。

下りはやっぱりバンバン抜かれます。何が違うのか同じ姿勢なのにスーッとまえに行ってしまうんですよ。男女の問わず。

というかトイレ行きたい。なんだか膀胱が破裂しそう。

乗車中に出して水で流すなんて話を聞いたのでチャレンジしてみようと水を受け取ったんですが、慣れないことを頑張ってやろうとしたらペースが下がっただけで、結局出来ずに60km付近でピットインしました。ひどい量が出たのでピットインで正解でした。

カナダの大地を汚すとこでした。

激坂を終えて下り勾配からの平坦区間。上りでアベレージが落ちる分をここで稼ぐんですが、折り返しまでの流れは下りは36-38km/hで、平坦は調子良くて32-34/kmくらい。まあ想定通り。

しかし、ルームパートナーが次のエイド付近で過ぎ去っていくのを見て、もう折り返しなのかなとかウキウキしていたら結果ルームパートナーと30分近い差があることが判明しゲンナリ。

そう、下りと平坦区間で確かにバシバシ抜かれていたんですが、僕が遅かったわけです。

しかも折り返して100kmちょっと超えたところで視界が狭くなり熱中症なのかやや集中力にかける。

同時にアベレージが轟沈。27-28km/hで回すのが精一杯になり20kmくらいは完全にサイクリングになってしまいました。平坦で稼ぎどころでこれはまずいと、ウメタンカフェイン注入と水を頭からかぶることで復活し、32-33km/hで再び走り出し次の坂の区画まではなんとかそれで元いた集団に追いつきました。

カフェインなかったら危なかったかもしれないです。

現にあれだけ離れたはずのルームパートナーは坂で熱中症になり少し止まったそうです。

140kmをすぎて残りは激坂だけ。距離だけでみると90分では少なくとも終わるだろうなとか安易に考えすぎて、坂がどれほどおそいか想像してなくて、時計見ながらもう終わりだろ!

とか考えていたら160kmとかいう看板を見て激しく気持ちが落ちる

でも、もう上りしかないから周りとの差も大してつかない。

なんか坂を上る苦行をする巡礼者みたいにみんなゴール目指しててなんだか面白くなっていたくらいなんですが、結局最初から最後までスーパーウーマンと出たり抜かれたりしながらバイクフィニッシュ。

タイムは6:28:52で目標より13分遅くゴール。でももっとも自信がない区間ではできることはやったしとにかく次だ!

と思ったんですが、バイクで左膝の損傷が。昨日から少し気になっていた箇所がどうも痛い。トランジションダッシュで怪我しそうだったので、シューズを脱いで走るとなんとか痛みなく走れる。

トランジションではあんまり休みたくなかったのですが、普段よりも丁寧に靴の紐を結んでベスパ入れてスタートしました。

『ラン開始です』

専門種目なので外せないということで走り出したんですが、すでに腿裏が痙攣仕掛けてます。幸いにも前腿のダメージはなく、走れると踏んだのですがこれは本当にコントロールが難しい。

ちなみに腿裏が攣りかけなので大事なコントロールは膝を曲げないことです。そうしないとカール運動で間違いなく腿裏が攣ります。

ここで使った秘技はローリングランです。

普段は絶対に使わない走り方ですが全身の動きを左右に軽いローリングをしながらストライドを伸ばして膝を使わない走りです。

ローリングランのメリットは上半身を使わないで走れるのでリラックスできることや、大腿部裏のストレスを軽減できるのですが、デメリットもあり、前腿を酷使することです。

膝の屈曲が少ないということは接地動作で膝が伸び切るということなので接地ストレスは腿前や膝に集中します。

最初は良かったんですがそもそもバイクで前腿使っていないわけはなく、距離をこなすごとに重くなる腿前と、いつ攣ってもおかしくない大腿部の状態を微妙なラインでコントロールしながら10km程度走るとやっと股関節と膝の屈曲を使って走れるようになりました。

予想ではこの辺で心肺も落ち着くかなと考えていたのですが全然呼吸が整わない。このまま押し切るかやや不安になっていると、17km付近でやはり一息つかないとまずいと判断。意図的にペースを落としてサブ3は諦めました。

前半のラップ

3:36-4:07-3:52-3:52-7:38(2km)-3:53-3:55-3:53-4:20-4:06-4:06-4:16-4:31-4:09-4:21-4:06-4:32-4:47-4:49-5:06

平均が4分台になるまえまでがローリングランで、それ以降は通常に股関節膝関節屈曲のランニングです。使い分けしたのはよかったとは思うんですが、ここまで足が消耗しているとは正直思わなかったです。

後半になると5:00/kmでいいから確実に進むことしか意識がなく、それくらい一歩一歩が満身創痍。なにかの変化でいつ攣ってもおかしくない。とにかくここで攣ったら最大ポテンシャルを活かせないからとにかく粘らないとと必死でした。

改めてゴール設定を3:15に定めて無意識にロスの少ない走りでリズムよく走るだけの作業でした。同時にエネルギーマネジメントが重要で、携帯したジェルは3つでしたがもう少し用意すべきでした。それを補うのに途中でバナナを食べたのですがラスト2kmでは空腹感がひどかったです。

あと、みんなエイドで止まりすぎ!

まばらだから助かりましたが、僕は一回前半でトイレ行ったくらいで、基本ノンストップで給水もマラソン時と変わりなくとったのでとにかくのんびり給水してる方が障害で、取れるものを取っていたら人生で初めてペプシ飲みましたよ。

意外と目が冴えるんですね。。。

終盤は飲みすぎ注意でしたがとにかく壊れかけたお腹にアイスの入った水を渡されてもトラップでしかなく、ペプシくらいの冷たさが体にちょうどよかったのです。同時に炭酸のおかげか目が冴える。

飲みすぎ注意ですがいい刺激になりました。

35km看板を過ぎてからは3:15が現実的だったのでいっそ集中して走り、絶対に歩かないめげないと思いながらゴールラインをめざし、ゴールラインが見えた時の勝者に捧げるかのような大声援と圧倒的なホスピタリティに感激し、自然と笑顔に。お腹痛くて苦しいのも忘れてしまいました。

いままで11時間耐えてきた疲れが嘘のようにとれて、ラストはハイタッチしてるのにペースが上がります。

そしてフィニッシュしました!

ランニングゴールタイムは3:14:58

後半ラップ5:07-4:55-4:40-4:43-4:26-5:01-4:43-5:09-5:26-5:05-10:54(2km)-5:16-5:16-5:15-5:05-5:12-5:35-5:26-9:30(2km)

フィニッシュタイムは11:07:26で全体121位。注目のランは全体ので5位でした。

最後は必死で走ったせいもあり、ゴール後は歩くのが困難なくらいに体がボロボロで、しばらく立つことができずしんどい状態に。

『翌朝』

コナスロット確保についてですが。。。

様々な憶測を呼んだ評価基準が想定した評価ではなかったことや、我々のエイジが速くポイントにしても正直厳しかったです。

結果、残念ながら本当に紙一重でしたがコナスロット落としました。

また詳しいことは改めて書きますね